【大紀元日本3月10日】日本の某報道機構や、中国駐日本大使館が設立した新聞通信会社などに勤務していた中国人ジャーナリストR氏は、日本駐上海領事館の男性館員が自殺した事件などを第一声に取材し暴露したため、中共政権に追われ、米国へ脱出した。このほどこのジャーナリストは匿名の条件で、大紀元の単独取材を受けた。R氏は日本領事館館員自殺事件の取材裏を明かし、事件を暴露したため、中共に追われ、米国に脱出する経緯を説明した。さらに中国国内で進行中の極秘情報を暴露した。それによると、東北部の瀋陽市近郊に秘密の大型刑務所があり、数千人の法輪功学習者を監禁している。中共政権は彼らを殺害した後に、販売目的で臓器を摘出し、死体は所内の焼却炉で火葬し、証拠が完全に隠滅されている。また鳥インフルエンザの人への感染はすでに中国で蔓延し、瀋陽市の2つの病院で計 425人の感染者が実験サンプルとして極秘に収容されているという。
R氏は日本某民間テレビニュースの取材や制作会社で中国ニュースを担当していた。制作した番組を各大手テレビ局に提供していた。1999年に、駐日本の中国大使館は新聞通信会社を設立し、中国語の放送チャンネルを立ち上げた。R氏は新聞報道の審査と制作スタッフとしてかかわった。
R氏の談話内容は次のとおり。
駐上海の日本領事館男性館員の自殺事件スクープ取材
2004年5月中国上海で日本領事館の男性館員は自殺する事件が発生した。私は後にこの事件の情報収集に着手した。男性館員との男女関係を仕掛けた相手の美人女性や、その恋人、同僚、クラブのママを取材し、クラブの駐車場のガードマンすら事件の全容を知っている様子。詳細な取材記録をもとに、私はこの事件のスクープを製作した。後に事件の真相は日本全国で報道された。その直後、東京都公安委員会と警視庁が訪れ、私は集めた証拠資料を全部日本政府に渡した。そして12月下旬自民党幹事長や、安倍官房長官、麻生太郎外相などは相次ぎ事件に関する談話を発表した。
この事件への取材が大きな災いを招き、中国大使館は日本外務省を通じ、私が暴露したことを突き止めた。すぐに停職され、公用パスポートも押収された。1 月28日私は「国家機密漏洩罪」と「国家転覆罪」の罪で、遼寧省国家安全局に勾留された。瀋陽市政府内部の人脈を駆使し、2月8日重病治療するための一時出所の許可をもらい、翌日、日本に渡った。日本に戻った後、元の勤務先の上司と中国大使館両方とも私を執拗に追いかけ、それを不安と感じ、その後私が米国に脱出した。
法輪功学習者への集団迫害の極秘真相
瀋陽市公安局の資料室には、法輪功学習者への酷刑拷問や、女性学習者が集団暴行されるビデオが保管されている。この映像の出所は皇姑区の洗脳センター。拷問する際には監視カメラがいつも止められたはずだったが、その日たまたま止めていなかったようだ。女性の法輪功学習者が集団乱暴され、場面は非常に悲惨だった。後に何者かにより当時の映像を収録したテープが流出、闇市場で販売されていた。瀋陽市司法局がこのことを察知し、テープを全部押収し、証拠隠滅を図った。私は実際にこのテープを閲覧したことがある。
中国国内では、法輪功学習者は社会に孤立、軽蔑されている。多くの人は酷刑で殺害され、家族は遺体を引き取ることが許されずに、遺骨すら渡さない。突然消えた法輪功学習者は永遠に戻ることがなく、家族が調べることも禁止されている。もし法輪功の修煉を放棄しなければ、その人が受ける酷刑拷問は人間の想像する域を超える。それに迫害の証拠は完全に隠滅され、調べるのは非常に困難。医療関係者が提供した情報によれば、瀕死状態で病院に運ばれる法輪功学習者の惨状は言葉に形容できるものではないという。
そして情報筋からショッキングな情報が提供された。瀋陽市蘇家屯区には大型の秘密刑務所があるという。この刑務所の外塀は高さ3メートルのレンガ作りで、ずいぶん昔に建てられ、数十年前に書かれていたスローガンが微かに残っている。その上には電気を通るワイヤのネットが厳密に敷かれ、看板も掲げていない、鉄門は閉ざしたままで、中の様子がまったく伺えない。隣接地区の住民も内情を完全に知らない。私は数日間見張ったが、出入りする車両がワゴン車しかなく、警察の出入りもない、非常に不気味な雰囲気が漂っている。
内部情報筋によると、秘密刑務所の情報が外界に漏れないように、中の施設は長期懲役の服役者により建設された死体の焼却炉も設けられている、ここに収監されるのは約6000人の法輪功学習者で、2度と生きたままで外に出ることがない。彼らはいずれ殺され、内臓を全部摘出し臓器売買に出される、そのため多くの医者も長期駐在している。最後、死体は焼却炉で処分、証拠は完全に隠滅されているという。一般の刑務所は服役者の出入りが激しいため、情報はいずれ漏洩されるが、この秘密刑務所では、外部との接触が完全に遮断されている。
日本では法輪功学習者と接したことがあった。日本に在住する多くの中国人は、執拗に経済利益を追求一方だ。彼らはそういう中国人とは違い、服装は質素で、生活態度も非常に謹んでいる。そのため私は法輪功に対し深い興味を湧き、彼らと接触していくうちに、心の優しさを強く感じ、長い間中国人に欠けていた品格が見受けられた。その後、私は法輪功創始者・李洪志先生の著書を読み、その内容は中共政権が大々的に宣言している邪教とは根底から異なり、善良かつ素朴で、人々に道徳向上を提唱するものだった。
最近、香港では法輪功学習者が暴行され、大紀元印刷工場が襲撃された事件が発生した。明確なことは言えないのだか、日本の法輪功学習者も、くれぐれも万全な警戒が必要だ。
鳥インフルエンザの人への感染はすでに中国で蔓延
中国国家林業局野生動植物保護司の司長・卓榕生氏は2月末、「現在、中国は鳥インフルエンザの感染がない」と発表した。この機構は対外には「150箇所の国家レベル野生動物監視測定センターを設立、402箇所の市・省レベルの監視測定所を設けている」と宣伝しているのだが、この事実は存在しない、少なくともまったく体制は動いていない。中国には鳥インフルエンザへの監視体制がない。
中共政権は、国内で14人の感染例が確認され、うち8人が死亡したと公表している。私が入手した情報では、瀋陽市和平区伝染病院と、瀋陽市皇姑区中医学院の付属病院の二箇所だけで、計425人の鳥インフルエンザの感染者を収監している。この情報は数日前に瀋陽市衛生局の内部資料に記されたもので、遼寧省の省委員会はこれらの感染者は全員医療実験の材料として利用すると命令したという。この真相は恐らく永遠に公開される日がない。
私は報道関係者として、非常に情報の信憑性を重視している。特に日本のメディアと提携してきたため、どんなニュースでも本物であるのが大前提だ。そのため日頃は莫大な資金を注ぎ込み、独自の情報ネットワークを構築し、特に瀋陽市では多くの情報提供者を雇っている、例え情報がないときでも、毎月高い給料を支払う。今回暴露した情報は極めて慎重に確認されたものだ。
今回大紀元の取材を受け、一連の真相を明かしたことは、責任感と職業信念に後押しされ、死を覚悟した上での決断である。
(06/03/11 15:10)
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